ビル管理の仕事内容
街を歩いていると新しいビルを建築している現場をよく見かけます。最近は単体のビルでなく、広い敷地にビルがいくつも集まって一つのエリアを作る六本木ヒルズのようなケースもあり、それだけの規模になると、住んでいる人と仕事をする人の合計が数万人にもなります。
ビルの安全を守り、気持ちよく利用できるよう維持するために、ビル管理にはどれだけの設備や役割が必要でしょう。
まずは、電気。照明はもちろん、ビルといえばエレビーター。そして、空調設備や、部屋ごとのプリンターやスピーカー、電話やパソコンなど、多くの電力が必要です。その電力を安定して供給するために24時間電気設備が稼動しています。水道、ガスも同様ですね。
そして、巨大で人もたくさん集まるビルでは安全対策が特に重要です。火災が発生した場合、直ちにスプリンクラーなどが動作したり非常事態を通知するシステムが起動するよう、いつも万全に整備しておかなければいけません。
また、人が多く集まるところはそれだけ汚れます。清潔に保つよう、清掃する人も必要です。日頃、私たちが利用するビルは大抵きれいに清掃されていますね。そのためにたくさんの清掃人員が作業を行っていることでしょう。表に見える部分だけでなく、排水管や浄化槽、空調機などの設備も定期的に洗浄しなければなりません。

そして、ビル管理に大切なもう一つの柱が「警備」不審者や異常物をいち早く発見し、安全を守るために、警備員の配置も必須でしょう。
ざっと思い浮かべただけでも、ビル管理には整った設備と、その設備を運用する知識・技術のある人手が必要なことが分かりますね。このようなビル管理はビルの経営者が専門の会社に委託して行うことが多く、それが「ビル管理業」という業種なんです。
ビル管理関連の資格
ビル管理の仕事は非常に多岐に渡るので、防災や電気、通信、清掃など、分野ごとに必要な資格もたくさんあります。それぞれの資格に対する法律も整っており、役割が明確に定められています。
まず一番最初に必要になってくる初級資格を取り、実務経験を重ねながら少しずつ他の資格を取得していくといいでしょう。
最初にとるべき資格は電気系であれば「第2種電気工事士」。自分の家以外で電気工事をする場合に必要な資格です。
消防面では、「乙種消防設備士または消防設備点検資格者」。これは消防設備を点検するときに必要となります。
このあたりのごく基本的なものはビル管理者の求人で条件となっていることも多い資格です。また、持っている資格によって任せられる業務が決まりますから、頑張って勉強して上の資格の試験に合格すれば、それだけ若いうちからせ責任の重い仕事に当たれることになりますね。
ビルはこれからも増えるでしょう。もちろん、ビル管理の仕事もニーズが増えていくはず。専門知識の必要な職業ですから、コツコツと資格を取得して業務に生かしていきましょう。

