メンタルヘルス 資格

メンタルヘルスとうつ病

働き盛りの30〜40代。会社での業務で中心となるばかりでなく、子どもは育ち盛り、新居も構え…と自分の肩にかかる責任もぐっと重くなる時期です。近頃、そんな働き盛りのビジネスパーソンたちのメンタルヘルス(心の健康)が社会問題になっています。

職場での複雑な人間関係や過重労働、業績の悪化など、働く人々が抱えるストレスは年々深刻に。自ら命を絶つ人の増加もとどまるところを知りません。

残業もこなし、バリバリ働いていた社員が、急に仕事を休みがちになり、ついには辞めてしまった。おとなしく目立たないが、知識が豊富で黙々と仕事をこなすので、任せっきりにしていたら、3日間の休暇を境に遅刻ばかりするようになり、しまいには鬱病と診断されて休職した。

このように職場で活躍していた有能な社員が、糸が切れたように元気がなくなり、病んでしまう…。こういうケースがたくさん報告されています。

そんなとき、一番大切なのは自分自身、または上司が部下の心の変化に気づいて、正しい対策をとることではないでしょうか。そこで必要になってくるのが「メンタルヘルスケア」の知識です。

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メンタルヘルスマネジメント検定

「産業カウンセラー」など、今までにもビジネスパーソンのメンタルヘルスをケアする専門家はいましたが、社内の人間に知識がなければ、どうしても対応が遅れてしまいます。2006年にスタートした「メンタルヘルス・マネジメント検定」は、企業自らがメンタルヘルスについて知り、ケアができることを目的とした検定です。

メンタルヘルス・マネジメント検定は、全部で3つのコースに分かれています。

1種(マスターコース)は経営幹部や人事労務担当者向け。
企業として社員のメンタルヘルスケアを実施する重要性を理解し、メンタルヘルスケアの体制作り、専門機関の利用、社員教育・研修の実施などをおこなうためのものです。1種に限り、5年ごとに更新する必要があります。

2種(ラインケアコース)は部下を持つ管理職向け。
部下がストレスをためないような配慮ができ、不調に速やかに気づいて対応ができることを目標としています。部下に相談を受けたとき、かける言葉によっては「励ましたつもりが逆効果に」なってしまうことも少なくありません。個々のケースに合わせて適切な対処ができるよう、豊富な知識と柔軟さが求められますね。

そして、3種(セルフケアコース)は一般社員と新入社員向け。
まずは、自分で自分のストレスに気づき、ケアできることが大切。場合によっては上司に助けを求めるなど、自分で自分を守れることが目標です。

2・3種はマークシートのみ、1種は記述式の試験が加わり、全国5箇所で実施されています。試験の内容は「労働者の心の健康の保持増進のための指針」という厚生労働省が策定したものを基準にしてあり、3コースそれぞれに公式テキストが発行されていますので利用するといいでしょう。

自分を守るため、そして大切な職場の仲間を守るため、ぜひ習得しておきたい資格ですね。